Pythonのリスト
arthur
ヨワモンの部屋
プログラムにおいて数値の計算と同じくらい重要なのが文字列操作です。
ほとんどのアプリケーションは画面にメッセージを出したり、何か異常が起きた時にそれに応じたメッセージを出力してくれるものです。
今回はPythonにおける文字列の操作について解説します。
文字列の定義する方法は3種類あります。
「’」(シングルクォーテーション)で囲む
「”」(ダブルクォーテーション)で囲む
「”’」または「”””」で囲む
以下はそれぞれの定義方法で文字列を定義したコードです。
single_quotation = 'シングルクォーテーションで囲んた文字列'
double_quotation = "ダブルクォーテーションで囲んだ文字列"
triple_quotation = '''引用符(クォーテーション)3つで囲んだ文字列
3つで囲むと改行ができます'''
triple_quatation2 = """ダブルクォーテーション3つで
囲んでも改行ができます。"""
演算子を利用して文字列を操作することができます。
—表
# + で文字列を連結することができます
hello = 'Hello'
world = 'world!'
# Hello world!が出力される
print(hello + world)
# * で指定した回数だけ文字を繰り返すことができます
message = 'message '
# message message messageが出力される
print(message * 3)
改行、タブなどはエスケープシーケンスを使用して表現します
主要なエスケープシーケンスを紹介します。
# 改行は¥n
## 出力結果
## Hello
## World!
print('Hello\nWorld!')
# タブ
## 出力結果
## Hello World!
print('Hello\tWorld!')
# バックスラッシュ
## 出力結果
## Hello\World!
print('Hello\tWorld!')
## シングルクォーテーション
## 出力結果
## Hello"World
print('Hello\'World!')
## ダブルクォーテーション
## 出力結果
## Hello"World
print('Hello\"World!')
## キャリッジリターン
## 出力結果
## Hello
## World
print('Hello\"World!')
## 警告音
## 出力結果
## HelloWorld
print('Hello\aWorld!')
## フォームフィード
## 出力結果
## Hello
## World!
print('Hello\aWorld!')
文字列は+ を使うことで連結できると説明しました。
変数を含む文字列を連結すると以下のようになります。
view = '子供'
brain = '大人'
# 見た目は子供、頭脳は大人
catchcopy = '見た目は' + view + '、頭脳は' + brain
最終的に何が出力されるのかわかりにくいとは思いませんか?
pythonには文字列の一部に変数のデータを入れてくれるフォーマット機能があります。
使い方は文字列の先頭に「f」を付けるだけです。以下はコードの例です。
view = '子供'
brain = '大人'
catchcopy = f'見た目は{view}、頭脳は{brain}'
連結するよりも分かり易くなったのではなったと思います。
文字列操作は画面に何か表示したい、ユーザーにメッセージを表示したいなどプログラミングにおいてはほぼ必須のスキルです。
文字列操作をできるようになればできることの幅は広がるでしょう。
また、用途がたくさんあるためそれを補助するための組み込み関数やライブラリも豊富です。
他にも今回説明は省かせていただきましたが、実は文字列型はリストのように扱うことができます。
…などなど、文字列は結構奥が深いのです。
そういった説明はまた別の機会にしようと思います。