お前の目標管理は間違っている〜私のアンチパターン
はじめに
どれほどの人の元にあるのかはわかりませんが、目標管理というもので社員の頑張りを評価する制度がある会社があります。私の会社はこの目標管理と呼ばれるものが賞与の査定に関わります。賞与に影響があるためか知りませんが面談者は目標の設定や目標の達成状況について厳しい目線を向けてきます。
…私ははっきり言ってこの制度が嫌いです。やりたくもない目標をどのように達成するか、どんなことをしたら達成したとみなすのかを真剣に考えなければならないからです。私は作文の練習をしていると思ってこのイベントをやり過ごしています。
テーマが間違っている
私が掲げる目標はテーマが間違っているそうです。
では具体的にどのようなテーマが良いのか・・・すみませんが私にも適切なテーマというものはまだわかっていません。なんとなく、仕事の品質が上がりそうなことをテーマに挙げれば通りが良いことだけはわかっています。
・スケジュールの精度向上
・タスク管理
・業務品質の向上
・ドキュメントの品質向上
・ミスの削減
だいたいこんなテーマなら通りやすいです。なんで通りやすいのかはっきりと言語化できていません。なんとなくの印象では仕事に良い影響がある目標であるということでしょうか。
達成基準が間違っている
私の掲げる目標はたいてい、達成基準が間違っているそうです。
私は掲げたくもない目標を掲げている都合上、難易度を優しめにする傾向があることがわかっています。でも仕方ないじゃないじゃないですか。こんなやりたくもない目標なんて、簡単に達成できるようにしないと、本気で取り組まないのだから。どうせ、達成できなかったら達成できなかった正当な理由を説明することを求めるのでしょう?サボった以外に理由なんてありませんよ。
達成プロセスが誤っている
大筋で私が立てる達成プロセスはあっています。少なくともすぐに指摘が来ることはありません。しかし、細かくみていくとアラが目立つそうです。
例えば、タスク管理をするという目標を掲げたとしましょう。最初は大体以下のようなプロセスを書いていました。
- 作業をタスクに分解する
- タスクに必要な所要時間を見積もる
- タスクの実行
- 作業の予実を比較して振り返りを行う。
最終的には以下のようになります。
- 作業をタスクに分解する。
- タスクに必要な所要時間を求める。
- 作業に必要な時間について上長に承認を得る
- タスクの実行
- 作業が遅れそうなら相談する
- 作業の予実を比較して振り返りを行う。
私は付け足すことを求められたことを黙って追記しました。実際この目標に興味もなかったからです。でも、個人的に思うところはあります。目標の達成プロセスに書いていないことを仕事ではやらないと言いたいのでしょうか?普通に仕事をしていれば、スケジュールは承認を得るし、作業が遅れそうなら相談します。これは目標を達成するプロセスに必要なことなのでしょうか?まぁ、どうでもいいです。
さいごに
というわけで、私が考える目標は全てが間違っていることがわかっています。ただ、何を改善したら良いのかはわかっていません。愚者は経験に学ぶという言葉がありますが、目標管理については私は愚者にさえなることができていません。
私は自分で目標を書き上げることができないため、いつも、リーダーが期限に間に合うように適切な目標を考えてもらうことにしています。どうせ私が考えても正解に至らないのだから、正解を決める権利がある人物が目標を決めればいいだろうと考えているからです。いつまでこの方法が通用するのかは分かりませんが、目標を考えることができないのだから仕方のないことだと思っています。