私が言うとみんな思考停止するから言わない!
私が言うとみんな思考停止するから言わない!
ここ最近リーダーがこのような発言をするようになり始めた。 基本的にはもっともなことを言うからみんなが受け入れているだけなのだが、本人にとってはそれが思考停止しているように映るようだ。 一方でこのような言動そのものが私は気になったので考えをまとめてみる。
何を目的としているのか?
言葉を素直に受け取るならメンバ自身の力で仕事や議論を際に進めてほしかったのだろうと推測します。 確かに特定のメンバやリーダーがいなくては仕事が回らないという状況であればその状況を改善するためにメンバの成長を促すことは効果があるでしょう。
仕事に取り組むうえで適切か?
その場限りの議論であっても、仕事というある程度の期間がある事柄であっても向かうべき邦楽はある程度決まっている。 議論であれば、議題がおかしな方向に向かったりしないようにしたり、見当はずれな作業を行わないようにすることは重要だろうと思う。 一方で時としてメンバーの成長のためにある程度の議論の混迷を見守ったり、仕事ぶりに目をつぶることもあるだろうことは想像がつく。 成長を見守るときであったとしても、最終的には正さなければならない時がくることがある。 仕事は期間内に適切な形で終わらせる必要があることがほとんどだからである。 そのため、メンバーを先導する立場であるリーダーがこのような態度をとり続けることには問題があると思った。
雄弁は銀、沈黙は金
「私が言うとみんなが思考停止するから言わない」という言動について、私はそれを思うのは自由だが口にしてはならないと感じた。 正解を知っているにもかかわらず言わないことはメンバにとって不信を招くし、突き放されたような気がします。
では、メンバーの成長を願ってこの言葉を口にした人はどうしたらよかったのか?
黙っていればよかったのです。
この人がそのような言動をしなくても意見を出さなければ議論は勝手に進むはずです。仕事も意見を言われないなりに進むはずです。 このセリフはメンバーにネガティブな影響を与える一方でメリットは「私は言わないけど答えを知っている」という以上のメッセージを送れません。 例えば議論をメンバだけで進められるように成長させたいならば、自分は進行役に徹して必要の応じて軌道修正するようにすればよいのです。 仕事であれば進め方について相談に乗るくらいの態度でいればよいと思います。 これで、自分が意見を言わないが仕事をメンバ自身の力で進めるということが実現できそうです。
さいごに
基本的に私の立場は「みんなが思考停止するから言わない!」というセリフを言うことに懐疑的です。 しかし、このようなセリフを言わざるを得ないほどチームの状態がよくないことを表しているのかもしれません。 それを考えれば私たちにも反省する必要があるかもしれません。