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Python

Pythonの辞書型

arthur

dict

dict(辞書型)とは効率よく検索できるようにデータを保持するためのデータ型です。キーに指定した値からハッシュ値を計算して、値がある場所を決めます。配列とは異なり、キーが分かれがすぐに高速に値を取得することが可能です。

使い方

値を設定する

dictを設定する方法はいくつかあります。

# d[キー名] = 設定したい値
dicA['red'] = 1

# one,two,threeをキーにしたdictを作成
## 以下のどれでもone,two,threeをキーにした値を保持している。
dicB = dict(one=1,two=2,three=3)
dicC = dict([('one',1),('two',2),('three',3)])
dicD = dict({'one': 1, 'two':2,'three':3})

値の取得

設定した値を取得したいときはキーを指定して取得することができます。キーを取得する方法は[]で囲って取得する方法とget関数を使う方法があります。どちらを使ってもよいのですが、この二つの方法は指定したキーと対応する値が見つからない場合の挙動が異なります


dic = dict(one=1,two=2,three=3)

# 1が出力される
print(dic['one'])

# 2が出力される
dic.get('two')

基本的にはデータを設定して、欲しくなったらキーを指定して取得するこれだけです。
サンプルではキー値に文字列しか用いません。しかし、一部を例外を除いて、数字や特定のクラスなど様々モノをキーに指定することができます。配列のように何番目に設定されているかを探す必要はありません。

値の更新

値の更新は値を設定したとき同様にキーを指定して設定します

dict['one'] = 0 

主要な関数

  • list
#登録されているキーの一覧を返します
dict = (oen=1,two=2,three=3) list(dict)
  • len
#登録されたデータの件数を返します。
len(dict)
  • items
    辞書の項目のkey,valueの組を返します
for key,value in dict.items() 

print(f{key}の値は{value}です)
  • keys
    登録されているキーの一覧を返します。
for key in dict.keys()
    print(key)
  • values
    登録されたデータのリストを返します
for value in dict.values() 
    print(value)
  • pop
    指定したキーがあれば値を取得し、その後、辞書からその項目を削除します。
dic = dict(one=1,two=2,three=3) 
print(dic.pop(two)) 

#この時点でdicの中身は{'one':1,'three':3}になる

最後に

Python以外のプログラミング言語でも辞書型はほとんど必須と言って良いほど使用頻度の高いデータ型です。基本的にはどんな値も格納することができ、キーを指定すれば高速に値を取得することができます。
業務ではファイルやデータベースから主とした大量のデータを効率よく扱うためによく使用されています。

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