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Python

Pythonのpip

arthur

pipとは

pipはPythonのパッケージインストーラーです。このコマンドを利用して、パイソンのパッケージをインストール、アンインストールしたりして、パッケージを管理することができます。

pipの使い方

pipはパッケージのインストールやアンインストールができます。間違って、端末に直接インストールしないように仮想環境を有効化した上で実行するようにしてください。

pipのアップグレード

pipは以下のコマンドでアップグレードすることができます。あまり使うことはありませんが、pipのバージョンが古い場合は警告が出てきます。警告が出てきたらアップグレードしましょう。

python -m pip install --upgrade pip

パッケージのインストール

パッケージのインストールはバージョンを指定する方法としない方法があります。バージョンの指定を省略した場合は最新のパッケージがインストールされます。

普通のインストール

pip install パッケージ名

バージョンを指定したインストール

pip install パッケージ名==バージョン

最小バージョンを指定したインストール

pip install 'パッケージ名>=バージョン'

パッケージのアンインストール

開発していて不要なパッケージが出てきたら以下のコマンドでアンインストールすることができます。

pip uninstall パッケージ名

インストール済みのパッケージを一覧表示する

以下のコマンドで今インストールされているパッケージを一覧表示することができます。

pip list

requirements.txtの作成

pythonを開発していて、他の環境でも開発したい、あるいは別の環境で実行したいということがあります。その時に、今インストールされているパッケージをすべて入力するのは大変な手間だと思います。
以下のコマンドで現在インストールされているパッケージを一括してインストールする要件ファイルを作成することができます。

pip freeze > requirements.txt

requirements.txtを利用したインストール

作成した要件ファイルを利用して一括してパッケージをインストールするのが以下のコマンドです。

pip install -r requirements.txt

constraints.txtを利用したインストール

constrainsを利用するとインストールするパッケージのバージョンを指定することができます。このコマンドを利用するのは複数人で開発していたり、他の人にpythonプログラムを公開して実行してもらう時に役立ちます。

pip install -r requirements.txt -c constraints.txt
このコマンドではインストールするパッケージをrequirements.txtで指定し、パッケージのバージョンをconstraints.txtで指定しています。

さいごに

pipはlinuxのパッケージ管理ツールのように外部パッケージを管理することができます。昨今は仮想環境ライブラリにパッケージの依存関係を管理できるツールが含まれているため、標準のpipは影が薄くなってきている気がします。
とはいえ標準ライブラリということもあり、手軽にツールを作ったり、実験的にソースを動かす際にはまだまだ有用化と思います。

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