現代の AIには昔のような呪文はいらない
プロンプトエンジニアリング
プロンプトエンジニアリングとは AIに望んだ出力になるように命令の仕方を工夫する手法のことです。
確かに命令文を工夫することで AIからより精度の高い回答を得られやすくなります。通常の指示の域にあるものもあれば、 もはや通常のコミュニケーションの域を逸脱した命令文になっているものもあります。
プロンプトエンジニアリングは必要なのか?
ChatGPTをはじめとした AIは進化し、人に仕事を頼むような自然な指示でも十分に意味を汲み取ってくれるようになりました。
そのことから以前ほど、プロンプトを設計する必要性は薄れてきたのではないかと思います。
そのようなことから、プロンプトエンジニアリングの必要性に疑問を感じるようになりました。
プロンプトは覚えるのが難しい
複雑な指示をしたい場合は依然としてプロンプトエンジニアリングのような複雑な指示は有効なこともあります。ただ、このようなプロンプトは憶えるのは容易ではありません。実際、そう言ったプロンプトはコピペ前提で作られています。
しかし、このような難しい呪文を唱えなくとも、新人に対するような指示をすることで大抵の結果を得られるようになってきました。そのため、難しいプロンプトを考えることの優位性は薄れているように思います。
AIはどんどん賢くなっている
何度も書いている通り、 AIは日々賢くなっています。おそらく、これからも AIはどんどん賢くなっていくことが予想されます。
そんな中、複雑な命令を憶える必要性があるでしょうか?
現代の AIにはもはや難しい呪文はいらない
私はプロンプトエンジニアリングの解説をChatGPTが出現した直後と最近のプロンプト例を見てきました。その経過を見るとどんどん通常のコミュニケーションに近いテンプレートになっていっているように感じています。そのため、現代のプロンプトは覚えるのはそれほど難しくなくなりました。
もし、数年前に AIを使ってみて、使いづらいなと思った方がいても、その時の体験に引きづられずにもう一度試してもらっても良いのではないかと思います。
AIの成長により、様々な技術が民主化されたとされていますが、それは AIを使う技術の民主化も意味しているのだと思いました。