VSCodeのインストール
arthur
ヨワモンの部屋
私たちは誰でも「幸せになりたい」と願っています。
けれども一度「幸せ」と思ったものも、時間がたつとそれが当たり前になり、以前ほど幸福を感じなくなることはないでしょうか。
このように幸福感が少しずつ薄れていき、さらに強い刺激や条件が必要になる現象を 幸福のインフレ と呼ぶことができます。
心理学では「快楽適応(hedonic adaptation)」と呼ばれています。
あえて頻度を減らすことで、再び新鮮さを取り戻せます。
毎日食べていたお菓子を「週末のご褒美」にするだけで、幸福感はぐっと高まります。
当たり前に思えるものに意識を向け直すことで幸福を再認識できます。
健康に起きられること、雨に濡れずに帰れること、誰かと会話できること。
小さな感謝は幸福を新鮮に保ちます。
プラスを積み上げるだけではなく、マイナスがないこと自体を幸せとみなす視点です。
「今日は特に嫌なことがなかった」「痛みがない」これも立派な幸福です。
幸福は「インフレ」していくため、追いかけるだけではキリがありません。
しかし視点を変えれば、当たり前の中にある小さな安心や平穏を「幸せ」として感じ直すことができます。
幸せを「もっと大きなもの」として求めるだけでなく、
「すでにある幸せをリセットして感じ直す」 ことが、幸福インフレの時代を生きるヒントになるのではないでしょうか。