Pythonの変数
変数とは
変数とはデータの入れ物のようなものです。
よくデータを入れる箱だとか、データを書いた付箋だとかといった表現をされることが多いです。変数を利用することで処理同士で値を受け渡しあったり、後の処理でそのデータを扱うということができます。
変数を定義する方法
変数を扱うためには変数を「宣言」する命令文を書く必要があります。
以下が変数を宣言するための命令文です。
number = 5
命令文の中身を説明すると変数の名前と変数に入れたいデータに分かれます。
変数の名前の部分は基本的には好きな名前を付けることができます。変数には数値、文字、リストといった様々なものを入れることができます。
変数の名前 = 変数に入れたいデータ
変数のデータは後で変更することも可能です。
number = 5
# 5が出力される
print(number)
number = 10
# 10が出力される
print(number)
変数を使う方法
変数に入れたデータは式に組み込むことで利用することができます。
以下の処理ではjuece_priceとpanの値段を定義して、後で合計金額を算出するのに使っています。そして、合計金額の変数は合計金額を出力するために利用しています。
juece_price = 150
pan = 100
sum = juce_price + pan
print('ジュースとパンの合計金額は' + sum + '円'
変数を使うメリット
変数を扱うメリットはたくさんあります。
- データに名前を付けることができる
このメリットは名前を付けなかったときと比べると明らかになります。
以下は一つ前のコードです。
ジュースとパンの値段を足して合計金額を出力しています。
juece_price = 150
pan = 100
sum = juce_price + pan
print('ジュースとパンの合計金額は' + sum + '円'
次は変数を使わなかった場合の例です
一つの前のコードではsamという変数はジュースとパンの値段を足したものであることがわかりました。しかし、以下のコーデは150と100を足した段階だと何を計算しているのかわかりません。最後のコードでジュースとパンの合計金額を求めていたんだとわかると思います。
sum = 150 + 100
print('ジュースとパンの合計金額は' + sum + '円'
変数に名前を付けることができるだけコードは設定された値の意味、処理の意図や内容を読み取ることにも影響を与えることができています。名前を付けるとことができるとのはとても大きなメリットです。
- 再利用することができる
1行につき1命令しか書けなくても、変数を利用すれば別の処理で変数を利用することができます。また、命令同士の値の受け渡しも可能になります。
最後に
変数の最大の再利用することで書けるようになる処理はたくさんあります。また、変数に名前を付けることができるという特徴のおかげで設定されているデータに名前を付けることができました。適切な名前を付けて運用することでコードの可読性を高めることができます。