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Pythonのデータ型

arthur

データ型とは

Pythonのデータには「型(type)」があります。型とはデータの種類のようなものです。
例えば以下のコードのうち、numberとstr_numberはどちらも5です。しかし、「’」でnumberは5とだけ記述されているのに対して、str_numberは’5’と記述しています。
実はnumberは数字の5を、str_numberは文字の5を表しています。

number = 5
str_number = '5'

なぜ型があるのか

データ型がある理由として以下のようなことが挙げられます。

  • データ領域を効率よく管理するため
    みなさんのスマホやパソコンで処理を行うためにはデータを読み込む必要があります。データを読み込むためにはメモリの領域を確保したり、必要なデータに応じた範囲を読み取ったりする必要があります。
  • データを効率的に扱うため
    データ型に応じて行いたい処理が違ってきます。例えば数字は計算に使う、文字列であればいくつかの文字を連結して文章にしたい…などです。
    基本データ型はこういった処理をプログラマーがより直感的に行うことができるように定義されています。また、特定の型を扱うための処理も少なくありません。

Pythonにある基本データ型

Pythonの基本データ型は以下があります。

  • 数値
    • int:整数型
    • float:浮動小数点型
    • complex:複素数型
  • 文字列
    • str:文字列型
  • シーケンス
    • list:リスト
    • tuple:タプル(不変のリスト)
    • range:整数の範囲を表すリスト
  • マッピング型
    • dict:辞書型
  • 集合型
    • set:重複なしのリスト
    • frozenset:不変のリスト
  • 真偽
    • bool
  • バイナリ
    • byte:バイナリデータ
    • bytearray:可変のバイナリデータ
    • memoryview:バイナリデータのビュー

数字

数値の変数は以下の3つでしたね。complexは

  • int:整数
    負の数から正の数までほぼ無限の大きさの値を設定ることができます。
  • float:浮動小数点
    小数を設定することができます。
  • complex:複素数型
    すみません。複素数はまだ使ったことがないので説明ができません。
    基本的にはintとfloatを使うことになると思います。

文字列

  • str:文字列型
    文字を設定することができるデータ型です。文字列型のデータを宣言する方法はデータ部分を「’」または「”」で囲むことです。
sentence = '基本的にはシングルクォテーションで囲む'
str_another = "ダブルクォーテーションでも文字列になる"
str_quote = "'(シングルクォーテーション)を含む'文字を宣言したときはダブルクォーテーションを使う"

文字列型は語りだすとそれだけで1テーマとして扱えるほど底の深いものです。そのため、文字列については専用の記事を作成しようと思まス。

明示的に型を宣言する方法

先頭の例で書いた例を再び持ち出します。型が何かを書いていませんよね。
何故これでプログラムが動くのかというとPythonが動的型付けをしており、= の後に続くデータの内容から型を予想してつけてくれています。なのでただ書くだけならデータ型を宣言する必要がないのです。

number = 5
str_number = '5'

ですが、明示的にデータ型を宣言することもできます。以下の構文で宣言できます。
「変数名 : データ型 = データ」

先ほどのコードサンプルで型宣言をするなら以下のようになります。

number : int = 5
str_number : str = '5'

さいごに

Pythonにおいては動的に型付けされるため、簡単なツールを作っているうちは型宣言をせずに終えることも珍しくありません。そのため、最初の内は型を意識することは少ないと思います。ですが、型に応じた処理を使ったときに例外…(エラーのようなもの)が出力されてちょっと意識するようになるということが多いような気がします。

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