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ポエム

究極のコピペプログラマー

arthur

究極のコピペプログラマー

私が出会った中には究極のコピペプログラマーとも呼ぶべき人がいました。数々の伝説的なプレイヤーでした。幸にしてこの型のメインの職種はリーダー業務であったため、コーディングを披露する機会はそれほど多くはありませんでした。

コーディング工程では初めは何もしない

この人物はコーディングを行うべき時にコーディングを行わずに別の作業をやっています。なぜ、そんなことをしているのかというと、自分よりもプログラムを上手に各メンバーがいるにも関わらず、自分でコードを書くなんて無駄だからだそうです。
この方の’プログラミング’は一番できる人がプログラムを書き終えた時に始まります。
そう、そのメンバが書いたコードを使えるところだけ器用にコピペして、自分の機能を作り上げるのです。

コードがコピペになっていないからダメ!

この究極のコピペプログラマは自分がコピペすることに留まらず、他人にもコピペプログラミングを強いてきます。異なる機能でも処理の内容が似ている事は少なくありません。そのコードを比較して、全く同じコードになっていなかったことがお気に召さなかったようです。「コピペしていれば全く同じコードになったはず、全く同じコードになっていないと言う事は保守性が落ちるからだめ」と言うようなことを言っていた気がします。
確かに同じ処理であれば同じ書き方をしていた方が認知負荷が低いコードになると思います。それについては賛成です。でもif(flg == ture)と書かれていたらif(flg)と書き直してもいけないんでしょうか?

他人のコードをコピペしない奴は目立ちたがりなだけ

いけなかったようです。
私はコピペをせずにコーディングを終わらせていました。正直言って、推奨されていたコピペ元のコードがお世辞にも良いコードということができませんでした。
また、私がもっと可読性や保守のしやすいコードを書けるという気がしていました。
ですが、コードレビュー結果がコピペしていないからNGと言われてしまいました。
その上、みんながいる前で、
「どうしてこんなことするの?」
「こんなことってなんですか?」
「私って、コードを書くやつって個性を出したいんだろうなと思ってるんだよね。動いているコードがあるんだからそのコードをコピペしてればいいじゃん。」
「私そんな間違ったこと言ってる?、コードなんていうところは個性を発揮するところじゃないから。もっと生産的なところで個性を発揮しようよ」
「・・・コードを書くことが個性の発露だと言いたいのですか?」
「うん。そう。それでなんでこんなことするの?」
・・・
この不愉快なやり取りは10分近くにわたり行われました。私も馬鹿にされるように笑われて非常に気分が良くなかった。

コードが汚い

この方の各コードは結果的には同じように動くものの非常に読みづらく、メソッド分割もされていませんでした。全ての処理が1関数に書いてある。
おそらく、本人が公言されている通り、これまでも自分より上手い人にコードを書かせてコピペして完成品を作っていたのでしょう。
基本的なメソッド分割はされていませんし、変数名やJSONオブジェクトの生成のしかたなど、とても20年以上のキャリアを積んだ人物のコードとは思えませんでした。

さいごに

究極のコピペプログラマーと呼びべき人物に会うことができました。
このかたは基本的にはプロジェクトリーダーを担っていることが多く、おそらくそちらに適性があったのだと思います。
コードを自分で書くことは個性の発露でただ自分が目立ちたいがための不適切な好意であるとまで考えるのは常軌を逸しています。なんらかの認知の歪みが生じている気がします。

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