私はもう現代のインターネットについていけない
最近のインターネット
私はここ数年は以前よりも幅広い情報を得ているような感じがしています。これはきっとGoogleのおかげだろうと思っています。というのもスマートフォンのGoogleアプリでは私の過去や最近の活動に基づいたおすすめの記事が自動的に表示されたり、Youtubeは私が興味がありそうな動画を表示してくれるからです。Googleのキュレーションはとても高度で過去にYoutubeで検索したことがないとしても、関連性がありそうな情報を私に提供してくれています。
かつてのインターネットの使い方
一方でかつての私は必要に応じてGoogleで検索したり、専門の情報サイトや情報通な個人サイトを頼っていました。例えば最新のゲームについての情報であれば、お気に入りに登録したゲームの専門情報サイトや好きなサイトの管理人が取り上げてくれていて、それに基づいて情報を得ていたのです。
ただ、そういったサイトは何かしらの目的を持って、検索をした結果として見つけていたのです。
かつてと今の違い
かつてと最近のインターネットの使い方はかなり変わったと感じています。うまく言えないのですが、以下のようなことが違うのではないかと考えました。
能動的に情報を取得していない
かつては検索をしたり、ある情報を得たい・・・端的にいうと目的を持ってインターネットを使っていたと思います。しかし、昨今ではレコメンドされた記事や動画から食指が向いたコンテンツを消化するようになったと感じています。確かに昔よりも情報のアンテナが広がった気がしますが一方で特定のコンテンツについて深くのめり込むことが少なくなった気がします。
コンテンツを見分けるのが下手になった
専門サイトは昔よりも増えた気がしています。ただ、専門サイトといってもXなどのSNSのコメントをまとめただけの記事や、速報のようなほとんど情報がないに等しいものも目にすることが増えた気がします。また、過去に見た情報とほとんど同じ情報を見せられることも増えたました。
これは過去に見た記事や動画を見た人が見たコンテンツを表示するという仕様上避けられないことだと思っています。
意味もなくインターネットをしている
かつては目的もなくインターネットをすることはそれほど多くなかったと記憶しています。・・・暇つぶしのために見ているときも専門的な情報サイトを見ていた記憶しています。
一方で今は特に見たいと思っていないが、Googleのアプリを更新し続けたり、Youtubeの表示を更新することが増えた気がします。
XやTiktokなどのSNSをずっと見てしまうという人がいるという増えていると聞いているため、これは私だけの問題ではないのでしょう。
インターネットは見たいものだけを見せてくれるのか?
今でもインターネットはみたい情報だけを見せるメディアだとされています。しかし、レコメンドやキュレーションの結果見せられている情報は果たしてみたい情報なのでしょうか?
内容が気になるようなタイトルやサムネイルの付け方によって、つい見てしまう。また自分が見たい情報があると思って、もう一回更新ボタンを押してしまう。この状態になってくると、インターネットはもはや見たい情報だけを見るメディアと言えないのではないでしょうか?
私はもう、この戦いについていけそうにない
このお気持ち記事を書いて、改めて私は現代のインターネット環境についていけていないという感覚が強くなっています。インターネット中毒にするための仕組みやつい見たくなってしまうという見出しやサムネイルの付け方といった手法があるようですが私はそれら全てを振り切れないと感じています。付け焼き刃的ですが、以下のようなことが対策になると思いました。私はこれを実施する自信がありません。
- インターネットを使うときは目的意識を持つ
インターネットが自分が欲しい情報だけを見ることができるとかつて揶揄されたのは目的を持って特定の情報を得ようとする行為の裏返しでもあります。
なんとなく、インターネットを使うのではなく、自分がどんな目的を持ってインターネットを利用することが望ましいです。また、情報の検索はSNSを利用するのではなくGoogleやBingなどの検索エンジンを使って情報収集をすることをお勧めします。 - 情報を探すときはどれくらいの情報を探すのか時間か見る動画数を決める
得たい情報によっては動画の方が効率が良い場合があります。しかし、インターネットには同じような情報がたくさんアップロードされています。そのため、情報を探そうと思えば無限情報を漁り続けることができてしまうのです。これを避けるためにどの程度までサイトや動画を見るのか時間や回数を区切って、いつまでも探すことを防ぐことが必要になりそうです。 - 専門サイトを見つける
かつて私がやっていたように情報を発信する専門サイトや配信者を見つけることが大事です。自分が何かについて調べたいときに情報を収集するサイトを選ぶことで質の低い記事を何度も漁り続けることが少なくなるでしょう。 - 食生活や私生活のバランスを崩さないようにする
インターネット中毒者は生活が破綻するようなレベルでインターネットを使ってしまうようです。いってなんとかなるのかは分かりませんが、寝食や仕事や友人との集まりなどを優先するようにしていくことが大事なのだと思います。